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お金と幸せ

昔見たドラマの話です。
大金持ちの21歳の一人娘美春が、父の莫大な遺産を相続したのです。おそらく一生遊んで暮らしても遺産の1割くらいしか使い切れないでしょう。美春は美人でもありましたので、言い寄ってくる男性も数多くいました。
しかし、美春は、言い寄ってくる男性に対し、まず「この人は、私の財産を狙っているのではないか」と思ってしまうのです。親しくなっても、やはり、「この人は、私の財産を狙っているのではないか」の思いはどんどん大きくなり、破局してしまうのです。美春の猜疑心は、年を取っても大きくなるばかりで、とうとう、結婚することなしに死んでしまい、財産は、すべて国家のものとなったのです。
そうです。莫大な財産がこの女性を不幸にしてしまったのです。
私の知合いで、ご主人の財産を相続した人で、何億円もの現金を10数か所の銀行の貸金庫の中に入れている人が居ました。アメリカの9・11事件の後でしたが、その女性は、「テロが起きて、銀行の貸金庫がやられちゃったら、どうしようと思うと夜も眠れない。」というので、私は、「だって、10数か所の銀行の貸金庫の中に入れてあるんでしょう。全部やられることはないから、ゆっくり寝なさいよ」言ったのですが、簡単には、彼女の不安は消えそうにもありません。
お金は、お酒のようなものだと思います。少しのお酒があれば、おいしいし、食事も進むし、会話もはずんで楽しいです。しかし、大量のお酒は、その人を破滅の方向に導き、最終的に病気になってしまう人だっています。「お酒を飲んでもよいが、お酒に飲まれてはいけない」という格言もあります。「お金は、少し余裕がある程度にあれば楽しいが、お金に支配されているようになってはいけない」のです。美春も、私の知り合いの女性も、「お金に支配されている状態」になっていると思います。お金が2人を不幸にしているのです。
「ちょっと贅沢できるのが最高の幸せね。」私の妻がよく口にする言葉です。

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高嶺の花

ミス○○のように、頭が良くて、すごい美人で、スタイルも良く、しかも隙がなく、ちょっと近寄り難いような感じの女子学生がいます。「自分なんかにはもったいない。とても彼女が振り向いてくれるはずがない。」と男子学生はだれもアタックしません。いわゆる「高嶺の花」です。
しかし、このような女子学生は、「えっ、何であいつと」という、イケメンでもないごく普通の男子学生とお付き合いすることが多いのです。
要するに、高嶺の花は、図々しい押しの強い男子学生の手に落ちることが多いと言われます。
だって、高嶺の花を取るには「勇気」と「図々しさ」が必要ですから。逆にいうと、高嶺の花は、誰も手を出さないので、意外とモテないのです。だから、勇気をもってアタックすると、意外と落ちやすいのかもしれません。
吉永小百合は、私たちの同年代で、憧れの存在でした。いわば、日本の高嶺の花だったと思います。我々の年代では、「サユリスト」と呼ばれる男性がおり、好きな女優のダントツのナンバー1でした。
さて、そんな吉永小百合は、15歳年上の岡田太郎氏と結婚したのでした。サユリストたちの嘆きと悲しみは想像を絶するものだったに違いありません。岡田太郎氏は、15歳も年上であったにもかかわらず、日本の高嶺の花の吉永小百合に対し、求婚したのです。正に、岡田氏の勇気と図々しさに脱帽です。


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弁護士田中清

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