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西川史子さんの離婚

 今年になって、西川史子さんの離婚が報道されました。彼女の職業は医師で、「ミス日本」でも賞をいただいた人で、美人で頭が良い人ですが、思ったことをズバズバ言うことでも有名です。その毒舌が面白くて、いろいろなバラエティ番組にも出演しています。
 結婚相手を聞かれて、「年収4000万円以上」といつも言っていましたので、「嫌な女だなぁ」「西川史子と結婚できる人は居ないだろうなあ」といつも思っていましたが、あっさりと前言を捨てて会社役員と結婚しました。
 昨年の1月ころには、サンデー・ジャポンで、夫が出て行ったことを打ち明け、「反省しているので帰ってきてください」と言っていたので、こういう言葉を言える女性として、「本当は、可愛い女性なんだな」と考えを改めました。
そして、先々週のサンデー・ジャポンで、離婚届を提出したことを打ち明け、「私がいたらなかった。嫌われたんでしょうね」と涙を浮かべていました。
 西川さんによると、互いに浮気などの問題はなかったが、「最初からすれ違っていた。理想の家庭像というものを私が強く思ってしまった。そうならないとすぐに怒ってしまった」と打ち明けました。
西川さんは、「いろいろな人に理想の妻になる方法を聞き、『結婚とは、こうあるべきだ』とか『夫婦とは、こうあるべきだ』と自分で結婚生活のハードルを上げてしまった、この4年間ずっと彼を苦しませてしまっていたのかもしれません」とも告白しています。
 そして、最後に、「大好きで結婚したのに、常に3歩前を歩いてしまう性格の私は、可愛い奥さんになれませんでした。こんな私をお嫁さんにしてくれた彼には心から心から感謝しています」と結んでいます。
 この言葉は、誰でもいえることではありません。普通の女性は、離婚した相手のことをボロクソに言い、「顔も見たくない」と言う人も多いでしょう。
 離婚から間がない時期に、これだけのことが言える西川史子さんの印象が「嫌な女」から「素晴らしい女性、本当に可愛い女」に、印象度がアップしました。
 西川さんの今後のご多幸とご活躍を心からお祈り申し上げます。

 弁護士 田中 清
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泉谷しげるさんと紅白歌合戦

 泉谷しげるさんが、紅白歌合戦に出場することが決まったとき、彼は、「家でスキヤキパーティーをする予定だったのにどうしてくれるんだ」とわめきました。それなら、出場を断ればいいのに、散々騒いで、やはり出たんですね。
紅白のリハーサルのときには、「あいつら(観客)バカだからな。(会場に来られるような)恵まれたやつらじゃなくて、テレビの前で苦しんでいる人のために歌いたかったんだ」と言ったと聞きます。
紅白歌合戦は、私も見たのですが、「春夏秋冬2014」の歌唱の途中で、会場の観客に向かって「手拍子はやめろ」「おい手拍子してんじゃねえ。誰が頼んだ。」などと言っていました。そして、今後の紅白への出場の可能性については「もう二度と出るもんか」と言って会場を去ったということです。
 この一連の泉谷しげるさんの行動を見て、私は、不愉快な気持ちを禁じ得ませんでした。
 紅白歌合戦は、国民的行事で、今でも50%近い視聴率です。歌手なら99%の人が出場したいでしょう。
泉谷しげるさんが本当に嫌なら、出てほしくなかったと思います。自宅でスキヤキパーティーをしてくれていたら、あんなに不愉快な思いをしなくて済んだでしょう。
 泉谷しげるさんは、65歳だそうです。若気の至りなら許そうとも思いますが、65歳にもなって、観客に対して、「手拍子はやめろ」「おい手拍子してんじゃねえ。誰が頼んだ。」などと、よく言えたものだと思います。自分の言動で、どれほど多くの人を不愉快にしたか、考えてみてほしいと思います。
 観客があっての歌手でしょう。どんな職業でも、お客様あっての仕事でしょう。
 もう今は亡くなった三波春夫さんは、常に「お客様は神様です」と言っていました。65歳なら、そのくらいの気持ちを持っていてほしかったです。
弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

鋳物の達人

 私と小谷弁護士は、ある仕事の依頼を受けて老人ホームにいる88歳になるAさんを訪ねました。
 私を紹介してくれた老人ホーム施設長の甲さんによりますと、Aさんは、お金持ちなのですが、誰も身寄りはありません。最近、Aさんに近づいてきたBに騙されそうになって、あやうく財産を取られそうになったそうです。また、以前、依頼していたC弁護士さんも、Aさんを大声で叱りつけるので、恐怖感を抱き、もう会いたくないので解任したいという意向を持っていらっしゃるようです。Aさんは、Bの件とC弁護士の件があってから人間不信に陥り、すっかり笑顔を失くし、いつも自室に閉じこもっているということでした。
甲さんは、Aさんから、「誰かいい弁護士さんは居ないだろうか。今後のことを相談したいから」と依頼され、私を紹介していただいたものです。
依頼の内容は、秘密事項ですので記載しませんが、法律相談が終わり雑談をしていたとき、Aさんは過去の仕事の話をされました。
「私は、戦争中から、鋳物工場で働いていました。鋳物工場というと、顔が真っ黒になるので、誰も嫌がる仕事です。しかし、この仕事が実に楽しかったです」と目を輝かせて鋳物の話をし始めました。Aさんの表情が実に生き生きとしていたので、私も思わず身を乗り出して聞き入ってしまいました。
 「鉄を熱して溶かしたものを『湯』というのですが、これを型で冷やして完成品にしていく過程で、やり方を間違えると『ス』が入ってしまうのです。『ス』とは、小さな穴のことですが、我々工場の10人の仲間は、『ス』が入らないようにいろいろと議論し、研究し合いました。本当に面白かったです。そして、外部に出しても恥ずかしくない完璧な製品を作り出すことができたのです。私には学問はありませんが、鋳物作りに関しては誰にも負けない自信があります」「学徒動員で、早稲田大学の学生さん達数人が、私達の工場に来て鋳物作りを一緒にしたことがあります。早稲田の学生さんらは、理論をもって『ス』が入らない原理を説明しました。やはり、頭がいい人たちだなぁと思って、私は、心から学生さんたちを尊敬しました。しかし、学生さんの方は、学問がない私たちの技術を心から称賛し、私たちのことを尊敬してくれました。お互いに尊敬しあって、仕事をするって本当にいいものですよ。いやぁ、実に楽しかったなぁ」
Aさんは、満面に笑顔を湛えながら、何度も何度も「楽しかったなぁ。もう一度やりたいなぁ」とおっしゃいました。
私は、「Aさんは、鋳物作りという仕事に出会い、その仕事に誇りを持ち、仕事が楽しかったとおっしゃる。そのような仕事に出会えて、Aさんは本当に満足していらっしゃる。このようにして、人生の最後を迎えたいものだ」と思いました。そして、私もAさんの幸福感を分けていただいたように感じました。
 帰りに、施設長の甲さんは、「あんなに塞ぎ込んでいたAさんが、今日は随分喜んでいましたね。先生が、Aさんの話を聞いてくれたのが、余程嬉しかったのでしょう。私もAさんのあんなに楽しそうな表情は初めて見ました。今日は、本当に良かった」とおっしゃいました。
弁護士 田中 清(銀座ファースト法律事務所)

鮭の卵

 鮭は、3000個もの卵を産みます。どうして、そんなに卵を産むのでしょうか。それは、3000個の卵のうち、故郷の川に戻ってくるのは、1匹~数匹だからです。仮に、鮭が10個くらいの卵しか産まないとしたら、鮭はとっくに絶滅種になっていたでしょう。逆に、3000個の卵のうち、ほとんど死なずに故郷の川に帰って来られるとしたら、鮭は、食べ物が足りずに大量死せざるを得ないかもしれません。
 パンダは絶滅が心配されていますが、1回に産む子供は1頭から2頭、それも未熟児のような小さい子で、必ず育つとは限りません。パンダのメスは、気に入らないとオスを寄せ付けません。母親が子育てを放棄することもあります。パンダがあんなに愛くるしくなかったら、ヤモリやワニのような動物だとしたら、これほどまでに保護したでしょうか。こうしてみると、やはり、絶滅が心配されるのも当然のことでしょう。
 江戸時代や明治時代は、人間も5人以上の子供を産むのは当たり前でした。8人~10人の子供も珍しくありませんでした。むしろ、第二次世界大戦までは、子供が多いのが当たり前でした。私の兄弟も4人ですが、私たちの生まれたころは、そんなに飛び抜けて兄弟が多いとも思いませんでした。
 昔は、いっぱい産んでも、全部育つとは限りませんでした。むしろ、半分以上の子供は死ぬのが当たり前でした。江戸時代の実話のドラマを見ると、将軍家の小さな子供が次々と死んでいきます。私たちの子供時代は、どちらかというと、放ったらかしでした。子供に手を掛けるよりも生活をするのに必死だったのです。
 今でもインドでは随分子沢山だと聞いています。子供の死亡率が高いことと、一人優秀な子どもができると、その優秀な子が、一族を食べさせてくれることが理由だそうです。
 日本の現代では、子供は3人以下です。一人っ子も珍しくありません。現代では、子供はほとんど死なずに育ちます。そして、子供一人当たりに掛かる費用は、半端なものではありません。
 鮭も、人間も自然の摂理で生かされていることを実感致しますが、いかがでしょうか。
 弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)
 
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