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最近の俳句(11月下旬)

 俳句は、このブログと、公式ブログに交互に掲載させていただくことにしようと思います。
 俳句を考えながら歩いていると、すぐに駅に着いてしまいます。こういう点でも、俳句は良い趣味だと思っています。

    会釈して 往きし婦人に 落ち葉舞う
    雨上がり 路一面に 散る落ち葉
 先日の雨の次の日の玉川上水沿いの路です。「冬がいよいよ来たな」と思います。前句の「この婦人は、どんな人だろう」と想像を掻き立てると思います。それが多くを語らない17文字の文学の良いところでしょう。

    冬日和 恩賜の池に 鴨遊ぶ
 11月27日の木曜日に、JR浜松町駅に接した旧芝離宮恩賜庭園です。JR浜松町駅に接した歩道からも良く見えます。

    ひっそりと 白きつつじの 帰り花
 同日、そこからモノレールに沿った歩道に出てしばらく歩くと、つつじの帰り花に出会いました。「帰り花」は、「狂い花」「狂い咲き」ともいい、季節外れの花をいいます。冬の季語です。

    柿むしる 親子の会話 はずみおり
 これは、先週の11月23日の勤労感謝の日に詠んだ句です。

  弁護士 田中 清
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今年のサラリーマン川柳

 今年も第一生命サラリーマン川柳が発表されました。
 やはり、昨年の流行語を反映したものが多かったですね。

20位 何歳に 見えるか競う クラス会      しゅう
18位 きれいだと ほめてもらった 胃の写真   微女
この2つは、流行語ではありませんが、本質を突いていて、思わず笑ってしまいました。

17位 大掃除 どこからやるか? 居間でしょ!  拳シロー
9位 いつやるの? 聞けば言い訳 倍返し     受験生ママ
 この2つは、林修先生の「いつやるの?」「今でしょ」と半沢直樹の「倍返し」をもじったものと分かります。

3位 妻不機嫌 お米と味噌汁 お・か・ず・な・し 不幸な男
 これは、いうまでもなく、オリンピック選考の際の滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」をもじったものでしょう。

2位 物忘れ べんりな言葉 「あれ」と「それ」  政権はママのもの
 これも50歳以降の人には、身に沁みる川柳ですね。

1位 うちの嫁 うしろ姿は ふなっしー      段三っつ
 ふなっしーのくびれがない体型をもじったものでしょう。
 ペンネームの「段三っつ」も、体型に掛けて、しかも「壇蜜」と掛けているという、さすがの秀作です。

 なお、私も昔、サラリーマン川柳に応募し、41位になったことがあります。

 花もない 都会に住んで 花粉症   荒れるギー

 というものです。もう、20年も前の話ですが……。

 弁護士 田中 清

俳句の再開

 私が高校時代、趣味としていた俳句を辞めたことは、私の別のブログ「銀座ファースト法律事務所弁護士田中清のメモ」高校12「俳句」で述べたとおりです。
 それから川柳をしたり、少し俳句を詠んでみたりの繰り返しでしたが、6年前、高校の同級生から俳句歳時記をいただいたことが切っ掛けで、50句ほど俳句を作ったのですが、少し嫌なことがあったので俳句を辞めて、歳時記も本箱の奥の方にしまいこんでしまいました。しかし、最近になって、その歳時記が無性に読みたくなり、本箱の奥から出して俳句を再開しようと思ったのです。
 俳句歳時記は重いです。これをカバンの中に常時入れて持ち歩くのはきついと思いますので、そのうち、11月分だけをコピーして持ち歩くようにしたのです。11月の季語はどんなものがあるのかを電車の中で読み、そして通勤の行き帰りに俳句を作りながら歩くというものです。
 それでは、最近の俳句から何句かをご紹介しましょう。

 初冬の 車窓の富士の 神々し(こうごうし)

 中央線を三鷹から乗ると、進行方向に向かって左側の窓に富士山が見えます。夏の間は、あまり見えませんが、冬のよく晴れた朝には、富士の美しい、神々しい姿がよく見えます。

 初七日の 庭石の陰 石蕗(つわ)の花
 亡き人を 偲ぶがごとく 石蕗(つわ)の花

 最近近所の奥様が亡くなられました。玄関横の庭石の陰に石蕗の花が数輪の黄色い花を付けているのが、非常に悲しげでした。亡くなられた奥様は、お花が好きで、私の家の花もデジタルカメラに収めていらっしゃったことが思い出されます。石蕗の花は11月の季語であることを今回初めて知りました。

 山茶花の 一輪咲きて 今日始まる
 
 山茶花(さざんか)も初冬の季語です。近所には、山茶花の生け垣がたくさんありますが、まだ蕾の状態のものがほとんどです。そんなとき一輪ピンクの花が咲いているのを見て嬉しく思いました。「さあ、今日が始まるぞ」という気分です。

 今日一日の 計めぐらしつ 踏む落ち葉

 私は、いつも出勤のときに、今日一日どのような予定でどのように過ごすかを考えながら歩いていくのが常です。落ち葉はもちろん冬の季語、俳句というものは、やはり楽しいものですね。

 銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

フィギュア上海大会 羽生結弦さんのアクシデント

フィギュア上海大会の男子フリーの直前の公式練習で、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦さんとエン・カンさん(中国)とが激突し、エン・カンさんの右肩に羽生さんのあごが当たり、羽生さんはリンクに約2分間倒れ込みました。
 ようやくリンクから起き上がった羽生さんは頭部と顎部から流血し、顔面は蒼白でした。「もう戦える状態ではない。戦ってほしくない」私は、心からそう思いました。しかし、すべての人が止めてほしいと思っても、羽生さん自身が戦いたいと思ったのでしょう。
 私は、大学入試の当日、40度近い熱が出ながら受験したことを思い出しました(銀座ファースト法律事務所所長弁護士田中清のメモ、高校29~高校33ご参照)。
 親や友人の立場なら「やめてほしい」と思うことは当然でしょうが、私が、羽生さんの立場なら、やはり出場していたでしょう。
 エン・カンさんは、一時棄権を宣言していましたが、羽生さんが出場するというのを知って出場しましたが、何度も失敗し、気の毒な状態でした。

 羽生さんは、最後から2番目に、頭にテーピング、あごに絆創膏を貼った姿で登場し、観客から大きな拍手と歓声で迎えられました。
 その後は気迫のこもった表情で、トリプルアクセルと4回転ジャンプも決めましたが、4回転ジャンプを2度失敗するなど、アクシデントの影響が顕れていると思いました。しかし、最後まで、頑張って演技を終えたのです。
 演技を終えた羽生さんは、何度もふらつき、足もひきずりながらリングサイドに戻りました。
 「すごい!良くやった」
 私は、心から彼に拍手したい思いでした。
 彼にとって、この試合は、一生忘れられない試合になったでしょう。そして、あと1人を残して暫定一位となったとき、羽生さんが泣き崩れているのを見て私も、涙が止まりませんでした。

 弁護士 田中 清

すい臓の働きと、薬の話

 先日、テレビを見ていて、驚いたことがありました。それは、すい臓が食べ物の消化の90%を行っていることです。確かに、中学校時代に、すい臓では、炭水化物はアミラーゼ、タンパク質ではトリプシン、脂肪はリパーゼという消化酵素を出す重要な臓器であることは聞いていましたが、炭水化物は、唾液にも含まれますし、タンパク質は小腸でもエレプシンという消化酵素がありますので、全体の半分くらいかなあと思っていましたが、90%を膵液が担っていると聞いて、改めてすい臓の役割に感謝しました。だからこそ、すい臓の病気は治りにくく、しかも命取りになる可能性も高いのです。
 私の友人のAさんもすい臓炎と診断され、余命3年と言い渡されました。私は、「別の病院にも行かれた方がいいのではないですか」と言いますと、「実は、別の病院でも見てもらいました。しかし、結果は同じでした。余命はあと3年だそうです。」とおっしゃったのです。
 それから4年経ち、Aさんから電話があり、法律相談をしたいということでした。来られたAさんに法律相談を受けた後に、私から「ところで、その後、すい臓の方は、大丈夫ですか」と聞きますと、「実は、医者から言われた3年近くなりましたので、薬を止めちゃったんです。そしたら、一向に悪くならないんです。薬を飲んでいるときよりも、今の方が体調がいいんですよね」とおっしゃるのです。「それは、良かったですね。そんなこともあるのですね」と答え、そして、Aさんと一緒に病気の撃退を喜び合いました。
 それと良く似た体験をしているBさんがいました。Bさんは、X医師から高血圧という診断を受け、たくさんの薬をもらい、丁寧に服用していました。
 しかし、血圧が落ち着いてきたため、私から「薬を止めたらどうですか」と言いますと、「現在の血圧は、薬を飲んでいるから落ち着いているのかもしれません。服用を止めたら、また、元に戻ると思って怖いのです。でも一度先生に相談してみます」とおっしゃいました。
2週間後、Bさんに会うと、Bさんは、「あれから先生と相談したら、『しばらくお薬を止めて見ましょう。もし悪くなれば飲めばいいですから』と言っていただきました。体調はすこぶるいいですよ」とのことでした。
まとまりのない話になりましたが、前半は、すい臓の働きの重要性の話、後半は医師と患者と薬の関係の話でした。

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