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地震と日本その1

 今年4月14日に熊本で震度7の地震があり、更に4月16日には本震と思われる震度7の地震がありました。東日本大震災があってからまだ5年しかたっていないのです。

 私は、大阪で生まれ、24歳の修習終了まで関西で過ごしました。その間、震度1か震度2の地震はあったかもしれませんが、全く地震の記憶はありません。
 そのような中で、阪神淡路大震災が起こりました。私の第一声は「まさか、こんなことが関西で起こるなんて」ということです。
 しかし、大学生のころ、私が薬師寺に行ったとき、薬師寺の寺史を購入しましたが、その中で、約200年ごとに、東塔の法輪が傾いたとか、寺が地震の被害を受けたとかの記録があるのです。
 そういえば、南海大地震があれば、奈良も大阪も被害を受けます。阪神淡路大震災は、プレート型地震ではなく、今回の熊本大地震と同じく活断層型地震であったと思われます。そうか、200年ごとに南海大震災が起こって薬師寺は被害を受けていたのかと改めて思ったのです。私の長兄は、昭和南海地震(昭和19年、昭和21年)を明確に覚えていて、「あのときは、すごい揺れだった」と話していたのを覚えております。

 これを説明しますと、日本はフォッサマグナ(中央構造線)を境にして、東側(東京や東北など)は北アメリカプレート、西側(大阪や九州など)はユーラシアプレート、静岡県の伊豆や伊豆七島はフィリピンプレート、北アメリカプレートの東側が太平洋プレートになっています。
東京が北アメリカプレート、大阪がユーラシアプレートの上に載っているのは不思議ですね。

 韓国は、地震のない地域と言われています。アメリカ東海岸とヨーロッパも地震は、ほとんどありません。
 2005年に福岡で震度5の地震がありました。この地震で、ソウルも震度3の地震があったそうです。ソウルの人たちは、震度3の地震で、大騒ぎとなり、そのうちの1人は、「死ぬかと思った」と言っていたのが印象的でした。

  弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

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北島康介さんのオリンピック引退

 競泳男子100メートル、200メートル平泳ぎの元世界記録保持者で、2004年アテネ、08年北京五輪で2大会連続2冠に輝いた北島康介(33歳)さんが4月10日、テレビで正式に引退を表明しました。
 リオ五輪出場をかけた日本選手権での、100メートル決勝については、北島さんは、2位に終わり、オリンピック出場タイムには達しませんでした。
 また、最後のレースとなった200メートル決勝では、北島さんは、5位に終わりました。北島さんは、レース終了後、しばらくプールを見つめていましたが、そのときの心境を問われたとき、「素直に『終わったなあ』という気持ち。自分の中では最後だと思っていたので、プールに一礼させてもらいました」と話されました。

 北島さんのような無敵と思われた選手でも、引退はあるのですね。100メートルのときは2位だったので、まだ「オリンピック出場はあっても良いのに」と思っていましたが、200メートルで5位になったときは、「北島さんの時代は、終わったのだな」と思いました。
 特に、スポーツでは、身体の衰えは隠しようがありません。そして、「時代が終わった」と実感するときの北島さん自身の寂しさは、どのようなものだったでしょうか。

   弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

バドミントン桃田賢斗選手の処分

 日本バドミントン協会は、4月10日、都内で緊急理事会を開き、違法カジノ店で賭博行為をした日本代表の桃田賢斗選手の代表指定解除と無期限の試合出場停止処分を科しました。これによって、世界ランキング2位であり、メダル確実とまで言われていた桃田選手のリオ五輪出場はなくなりました。
 桃田選手は、6回くらい賭博をし、掛け金50万円を失ったのに対し、桃田選手を誘った田児賢一選手は、数十回、1000万円の掛け金を失ったというのですから、田児選手の常習性は高いと判断し、無期限の登録抹消を言い渡しました。

 この処分を聞いて、私は、「田児選手はともかく、桃田選手に対する処分は、重いな」と思いました。刑事事件であれば、社会的法益の侵害で、いわば、誰にも迷惑を掛けていない犯罪であり、初犯ですから、執行猶予判決は、確実でしょう。桃田選手は21歳、まだまだ可塑性に富む若さです。確かにやった行為はいけないとは思いますし、リオ・オリンピックには出られないと思いますが、処分としては「リオ・オリンピックに出られない」というだけでよかったのではないでしょうか。
 ですから、桃田選手に対しては、リオ・オリンピックの代表指定解除と、6箇月間の試合出場停止処分だけで良かったと思います。試合出場停止処分が1年を超えると、桃田選手のバドミントン選手としての生命は絶たれるでしょう。

 桃田選手にとってみれば、バドミントンは命であり、彼の生きがいでしょう。それなりの過酷な練習を積んできたのでしょう。たった一度の過ちで、桃田選手のバドミントン選手としての生命を絶たなければならないほどの悪いことだったのでしょうか?

  弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

野外コンサート

 一昨日の4月6日、「ジュスカ・グランペール」のバイオリンとギターの野外コンサートに誘われました。「とても良いコンサートらしいですよ」と言われ、早目の食事を一緒にして、4人で上野の会場に出掛けました。「ジュスカ・グランペール」とは「おじいさんになるまで」という意味だそうで、きっと仲の良い2人なのでしょう。
 会場とされているところに入ってびっくりしたのは、室内ではなく野外のコンサートだったのです。チケットには、野外コンサートであるとは、一言も書いていません。

  会場は、池を取り囲むような配置、池面には、桜の花びらが浮いてとても幻想的な雰囲気です。
  近くには大きな桜の木があり満開でした。
  そして、演奏が始まったのです。
  演奏者の技術は本当に大したもので、技術の高さには感心するばかりでした。150名くらいの観客が居たでしょうか。

  しかし、時は、4月上旬です。花冷えの候です。10分もすると、寒さが身に沁みます。20分もすると寒さに我慢が出来なくなりました。そして、30分過ぎに4人の観客が席を立ちました。40分経過したとき、8人の人が席を立ちました。50分も経過すると、20人くらいの人が一斉に帰り始めました。そして、1時間経過したとき、私と連れの4人が外30名の人と共に席を立ちました。
  誰がこのような時期に野外コンサートを企画したのでしょうか。
  4月1日から5日までは、雨も多く、それほどいい天気ではなかったと思います。4月6日はたまたま良い天気で、昼間は暖かかったのですが、日没とともに急に寒くなりました。私も薄着でしたので、寒さが身に堪えました。

  今回のコンサートに参加して、誰がこういう計画をしたのだろうと思いました。次の日の4月7日は雨でした。この頃は、本当に雨も多いし、寒い日も多いのです。4月6日だけが良い天気だったのです。この日が雨だったらどうしたのでしょうか。まさか、傘を挿しながら演奏を聴いたのでしょうか。
  それよりも、チケットに「野外コンサートですので、暖かくしてお出掛けください」と書くべきではなかったでしょうか。
  「あれが暖かい会場だったら良かったのに」思わず、4人でつぶやきました。

   弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)
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