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谷根千散歩と同窓会について その2

 午後1時に日暮里駅北口で9名(うち、案内役1名)が集合し、いよいよ谷根千散歩の始まりです。
 まず、しばらく歩いて「だんだん坂」(谷中銀座商店街)を見下ろしました。
 「だんだん坂」を右手に見て、左に曲がり、歩いて30秒くらいで朝倉彫塑館に着きます。
 彫刻家朝倉文夫は、早稲田大学の大隈重信像を制作した人だそうです。朝倉彫塑館に入り、50分休憩に入りました。入った左の部屋が大きな部屋で、10体ほどの銅像が置かれています。その中の大隈重信像と小村寿太郎像は高さ4mほどの銅像で、圧倒的な存在感がありました。裸婦像2体も美しいものでした。2階は猫の彫刻ばかりですが、朝倉文夫が猫が好きだったことが分かります。屋上庭園からは、谷根千を始め、東京の町が一望でき、富士山も見えるそうです。
 50分休憩の後、さんさき坂、須藤公園を経て、安田楠雄邸に行きました。
 安田楠雄邸は、旧安田財閥の邸宅ですが、関東大震災、東京大空襲にも焼けず、大正8年の創建時のまま生き残った邸宅で、庭の美しさとともに、日本家屋の繊細な美しさがそのまま保存されています。
 その後、森鴎外記念館、根津神社を経て、同窓会場「海上海」に着きました。
 わずか1時間くらいの行程を、4時間も掛かって歩いたのですからのんびりとした散歩でした。

弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

安田楠雄邸庭園

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谷根千散歩と同窓会について その1

 私は、今年69歳になり、来年は古稀の年を迎えます。
 昨日、大阪府立茨木高校の同窓会があり、5月の快晴の天気の中で、「谷根千」散歩を楽しみました。
 同窓会の夕食会には18人が集まりましたが、谷根千散歩には8名参加しました。
 谷根千散歩は次回に書きますが、69歳という年齢について考えてみましょう。

 病気のため、参加できない人が増えてきました。しかし、参加した18名は、随分元気だと思いました。
 「体のどこも悪くない」という人は、私を含め、7割くらいいます。しかし、同窓会に参加したいと考えたのですから、健康状態は参加できる程度にいいのでしょう。その中で、毎日を趣味と社会奉仕活動で忙しい人が7割、私と同じく現役で働いている人が3割といったところです。
 
 しかし、米国大統領候補のトランプ候補は、69歳ですし、ヒラリー・クリントン候補は、68歳です。民主党のサンダース候補は74歳で、もうすぐ75歳になります。
フィリピンの大統領選挙に勝利したロドリゴ・ドゥテルテ氏は、71歳です。
このように、私たちの同世代の人たちが活躍されている姿をみると、私たち69歳も、まだまだ元気で頑張らないといけないと思います。

ところで、今まで元気でいても、次の日には寝たきりになる人もいるということをテレビで聞きました。
男性で、寝たきりになる1位は脳出血、2位は運動障害、3位は認知症だそうです。また、女性の1位は、運動障害だそうです(女性の2位、3位は忘れました)。
 上記の運動障害というのは、躓いて足の大腿骨などを骨折するようなことを言います。
 男性、女性共に躓いて、足の骨を折ることは気をつけなければなりません。

 そういえば、谷根千散歩に参加する意思を表明していた人から電話があり、「妻が足の骨を折って動けないので、参加を取り消したい。」ということだったと幹事さんから聞きました。身近に運動障害の被害者が発生したことについて「他人ごとではない」という気持ちを強くした次第です。

 弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

ゴリラになりきる

 京都大学の山極壽一総長は、京都大学理学部を卒業され、同大学院、同霊長類研究所などを歴任され、現在、同大学総長をされている方です。
 これは、最近、私の友人から聞いた話ですが、山極総長が京都大学霊長類研究所時代の経験からおっしゃったお話です。
 「ゴリラの研究をさせていただくには、自らがゴリラになりきることによって、ゴリラに受け入れていただくことになるのです。」というお話があったそうです。
 なるほど、営業でも人事でも、相手方に受け入れていただくには、相手方の気持ちを汲み、相手方の置かれた立場になりきることによって、初めて相手方に受け入れていただくことができるのかもしれません。

 私も、知らず知らずのうちに、そのようにしてきたつもりですが、このゴリラの話を聞いて、一層相手方の立場に立ってものを考えることが大事だということを感じました。

  弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)

地震と日本その2

 2011年秋ころ、韓国の弁護士5名と、日本の弁護士6名のある事件の打合せ会が開かれました。
 事件の打合せが終わった後の懇親会での話題の中心は、その年の3月11日に起こった東日本大震災のことでした。

韓国弁護士① 夕べも午後11時ごろ地震がありましたが、本当にびっくりしました。あれは、余震でしょうか。
日本弁護士① おそらくそうだと思いますが。私は、気が付きませんでしたが、誰か気が付きましたか?
日本弁護士② 震度3の地震でしたね。ニュースで言っていました。
韓国弁護士① あんなに揺れたのに気が付かないのですか。
日本弁護士② あの程度の地震なら、しょっちゅうありますよ。
韓国弁護士② 東日本大震災後、何回くらい余震があったのですか。
日本弁護士② 震度3以上に限っても1000回は超えているのではないですか。
韓国弁護士全員 本当ですか。1000回も……。信じられない。
韓国弁護士② よく、こんなに怖いところで生活できますね。
日本弁護士① 私たちの先祖が、日本列島に住みだしてから3万年以上経つでしょうか。
         私たちの先祖は、地震、火山、台風などの天災と闘い、共存しながらこれまで生きてきたのです。地震、火山、台風など
は、もちろん嫌なものですが、火山と地震はつきものです。火山は、温泉や美しい景色も我々に提供してくれます。
 我々にとって、地震や火山などは、決して好ましい仲間ではありませんが、この国で生活していく以上、お付き合いは避けられないのですよ。そうかと言って、私たちは、この国を捨てるわけにはいきません。そう思って生活していますし、我々の先祖も好まざる仲間として、地震を受け入れてきたのではないでしょうか。
韓国弁護士全員 へえー、そうなんですか。

 日本弁護士①の方の答えは、私たちの胸を打つものがありました。なるほど、我々の先祖も好まざる仲間として、地震を受け入れてきたというのは真実でしょう。
 丁度、四苦の生老病死のうち、老病死も、人生にとって決して好ましい仲間ではありませんが、私たちは、これと共存して生きているのです。老病死も受け入れてこそ、生を楽しむこともできるのです。

  弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)
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Author:弁護士田中清
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