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ポール・マッカートニーの東京ドーム公演

 4月27日、ポール・マッカートニーの東京ドーム公演に行ってきました。
 舞台から15mくらいの場所のアリーナ席でポールの顔もよく見えました。ドームには午後6時ころに着いたのですが、すでに3階席まで満員で、本当にその人気の凄さに感嘆いたしました。

 ポールは74歳、昭和でいうと昭和17年生まれでしょうか?とにかく若いです。70歳で高齢者と言っている人は、恥ずかしく思うでしょう。
 午後7時から歌い始めて、午後9時40分まで、アンコールを含めて39曲を歌ったそうです(曲数を数える余裕はなかったのですが、翌日のテレビでそう言っていました。)。
 その間、水も飲まないで、休憩もしないで、ずっと歌いっ放しです。いや、本当に凄いです。
 観客もほとんど立ちっ放しですので、こちらもほとんど立ちっ放しで聞いていました。
 アンコールの声が聞こえてから、6曲歌いました。2年前にも感じたことですが、ポールは、客を喜ばせることだけを考えた、真のエンターテイナーと呼ぶにふさわしい人だと思いました。

  弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清


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稀勢の里の逆転優勝その2

 今年の大相撲春場所の千秋楽、この日、稀勢の里は休むのではないかと思った人は多かったでしょう。
 しかし、稀勢の里は、出場したのです。会場は、割れんばかりの拍手です。
 大関照ノ富士は13章1敗、稀勢の里は12勝2敗です。しかも、稀勢の里は2日前に土俵下に転落し、左肩を強打して負傷しています。
 本割では、稀勢の里は、普段は見せない左への変化を見せました。そして、稀勢の里は、前まわしを取られながらも残し、突き落としで勝ちました。
 本来、横綱は、変化をしてはいけないと言われています。しかし、今場所については、相手は大関であり、星は1つ上回っており、しかも稀勢の里は負傷しています。稀勢の里が負傷していなければ、そのような非難があるかもしれませんが、この千秋楽に関する限り、非難をしてほしくないと思います。
 そして優勝決定戦です。稀勢の里は、正面からぶつかるも、大関照ノ富士に潜り込まれ、一気に土俵際まで攻め込まれてしまいました。しかし、稀勢の里は、瞬時に体を開きながら右からの小手投げを打ち、照ノ富士を土俵上に転がしました。奇跡の逆転優勝というのがぴったりで、正に相撲史に残る名勝負だと思います。
 稀勢の里は、君が代を聞きながら、男泣きしました。あふれる涙を赤いタオルで何度もぬぐいました。
 賜杯を渡されたときも、左手が痛いのか、左手をかばっているように見えました。
 稀勢の里は、負傷しながらも千秋楽に出場した理由について、「力士である以上、土俵に上がれるなら、上がるのが僕ら。それしかない」と述べています。
 また、アナウンサーから「今は、何をしたいですか」と問われたとき、即座に「稽古がしたいです。」と答えました。

 話は変わりますが、先日、羽生結弦選手が世界選手権でSP5位からフリーで見事な滑りをして逆転優勝しました。
 そのとき、アナウンサーから「今は、何をしたいですか」と問われたとき、即座に「練習がしたいです。」と答えました。

 前後2週間以内の間で、絶対的な覇者のいずれもが、「今は、何をしたいですか」の問いに、稀勢の里も羽生結弦も、「稽古がしたいです。」、「練習がしたいです。」と同じような答えを返したことに感動しました。
 そうでなければ、「絶対的な覇者にはなれない」のでしょうか。

  弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

稀勢の里の逆転優勝その1

 今場所の稀勢の里は、とにかく強かったと思います。
 先場所優勝して、貴乃花が引退して以来、14年ぶりの日本人横綱の誕生です。
 横綱になって初めての場所は、なかなか優勝ができないものです。新横綱の賜杯獲得は、稀勢の里が史上8人目だそうです。おそらく、通常の横綱は、横綱推挙のお祝で、いろいろなところから呼び出され、土俵入りの稽古もありますので、通常の稽古をする暇もなく、また、新横綱の緊張感で取りこぼしをすることも多いのでしょう。
 ところが、稀勢の里は、初日から12連勝し、破竹の勢いでした。師匠の隆の里が横綱昇進後、全勝優勝したと言いますから、隆の里にならって、きっと全勝優勝するのではないかと期待しておりました。
 しかし、13日目、横綱日馬富士との対戦で、日馬富士に寄り倒されて土俵下に転落し、稀勢の里はしばらく立ち上がれませんでした。そして、稀勢の里は、左胸付近を押さえ、苦悶の表情を浮かべておりました。その後、稀勢の里は、支度部屋で応急処置を受けて、病院に運ばれたそうです。
 次の14日目、稀勢の里は、横綱鶴竜との対戦でした。前日の苦悶の表情からみて、稀勢の里は、休場するのではないかと思っておりましたが、稀勢の里は、横綱土俵入りも果たし、出場したのです。
 しかし、しかし、稀勢の里は、横綱鶴竜に簡単に押し出されてしまいました。「やはり、強行出場は無理だったか。」と思わざるを得ませんでした。
 千秋楽の対戦相手は大関照の富士、ここまで13勝1敗で、12勝2敗の稀勢の里を上回っていますし、絶好調です。
 稀勢の里が優勝するには、照の富士に本割で勝ち、優勝決定戦でも勝たなければなりません。前日の鶴竜との対戦の負け方から見て、稀勢の里の優勝は、9割方ないのではないかと思っておりました。

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