fc2ブログ

藤井聡太四段の対局後のコメント

 藤井聡太四段は、6月26日に29連勝後という歴史的な記録を達成しましたが、残念ながら7月2日に敗れてしまい、30連勝達成はなりませんでした。
 しかし、藤井聡太四段は対局中も盤面に集中し、マスコミのフィーバーはどこ吹く風です。
 お母様も、藤井四段は自分が出ている番組は見ないとおっしゃっています。
 そして、藤井四段の対局後のコメントが到底14歳とは思えないほどの、落ち着いたコメントであり、謙虚なコメントです。

 ① 加藤一二三九段に勝った平成26年12月24日、公式戦一勝後
「いろいろな反省点はありましたが、もっともっと強くなりたいです。」

 ② 今年の4月4日11連勝後
「自分にとっては望外の結果なので素直に嬉しいです」

 ③ 今年の4月26日14連勝後
「連勝は、意識せず、自然体で指していきたいです。」

 ④ 今年の6月2日 20連勝後
「自分の実力からすれば、僥倖(思いがけない幸せ)としか言いようがないです。」

 ⑤ 6月21日 28連勝達成後
「今すべきことはもっと強くなることです。一喜一憂せず、日々頑張って行きたいです。」
「ここまで連勝できたことは、非常に幸運です。」

 ⑥ 6月26日 29連勝
「29連勝というのは想像もできなかったことなので、喜びとともに驚いてもいます」

 きっと、ご家庭での教育も良かったのでしょう。連勝し続けても「天狗」にならず、「僥倖(思いがけない幸せ)」というあたり、その謙虚な姿勢で、益々藤井聡太四段の人気が高まることでしょう。

  弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清
スポンサーサイト



小林麻央さんの旅立ちについて その2(完)

 小林麻央さんの旅立ちについて、当初もう少し連載しようと思ったのですが、連載することが、余りにも辛いと思いましたので、これで、終わりにしようと思います。
 小林麻央さんは、生前、ご自身のブログで、ステージ4の乳がんと診断されたとき、次のような文章を書いておられます。
 ブログには、医師に「奇跡を起こしたいんです!」と思いを伝えた日のことが書かれています。

 「5年後も
10年後も生きたいのだーっ
あわよくば30年!
いや、40年!
50年は求めませんから。
だって、この世界に 生きてる って
本当に素晴らしいと、感じるから。」

 これが、本当の麻央さんの気持ちでしょう。その気持ちを率直に、正直におっしゃったのだと思います。

 しかし、病気が進行し、奇跡が起こせないことも覚悟されたのでしょう。
 ブログには、次のような文章を書いておられます。

「人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。
例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。
『まだ34歳の若さで、可哀想に』
『小さな子供を残して、可哀想に』
 でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。」

 本当に、今回の死を予期していたかのような文面です。
 そして、正に、私を含め誰もがこの麻央さんのブログのように、『まだ34歳の若さで、可哀想に』『小さな子供を残して、可哀想に』と思ったのです。
 しかし、麻央さんは、「そう思ってほしくない。私の人生は、夢を叶え、……愛する人に出会い、2人の宝物を授かり、家族に愛され、 愛した、色どり豊かな人生だからです。私は、私の人生は、本当に幸せだったと思っています。私は、同情されたくないんです。」と叫んでいるようです。

  私は、麻央さんのこの後者の言葉のとおり、「麻央さんは、34年間本当に、一生懸命生きて来られたのだ。また、誰よりも幸せに生きて来られたのだ」と思いました。
  麻央さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

   弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清
 

プロフィール

弁護士田中清

Author:弁護士田中清
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR