新幹線無差別殺傷事件について

　６月９日土曜の夜、新横浜－小田原間を走行中の新幹線の中で、いきなり小島容疑者が隣に座っていた女性にナタで切り付け、さらに通路の向側の女性にもナタで切り付けるという事件が発生しました。
乗客を守るために、３８歳の会社員の梅田さんが割って入ったところ、逆に小島容疑者から執拗に何回もナタで切り付けられ、梅田さんを殺害してしまうという痛ましい事件が発生しました。
　小島容疑者は、「むしゃくしゃしてやった。誰でも良かった」と供述しているということです。
　この動機がない殺人事件は、丁度１０年前の秋葉原無差別殺傷事件を思い起こさせます。
被害者の梅田さんは、正に犬死にであり、梅田さんが、誰にでも優しい東大卒のエリートサラリーマンであったことを聞くと、本当に心からの憤りを感じます。なぜ、このような優しい人を殺さなければならなかったのか、本当に残念な事件です。
　今日の朝のニュースで、小島容疑者は、「刑務所から出てきたら、また同じこと(殺人事件)をやる。」と言っているそうです。
　小島容疑者の罪状は、２人に対する殺人未遂事件と、梅田さんに対する殺人事件ですが、通常でいえば(反省の気持ちを示し、示談などに努力した場合)、多分無期懲役になるべき事件だと思います。しかし、刃物を予め準備するなど計画的犯行であり、動機において汲むべき事情がなく、犯行態様も非常に悪質であることを考えると、死刑を言い渡すことも十分あり得る事件ではないかと思います。

弁護士法人銀座ファースト法律事務所　弁護士　田中　清

２０１８ サラリーマン川柳その２

前回の続きです。

スポーツジム 車で行って チャリをこぐ　（あたまで健康追求男）

ヨガマット いつしか昼寝の 敷き布団　（健康胞子）

売り言葉 買って二倍に 返す妻　（剛球）

断った 上司と酒場で 鉢合わせ　　　　（地底人）

「ちがうだろ！」 妻が言うなら そうだろう　（そら）

人生が 100年となり 大慌て　　　（老行燈）

ブログ見て 部下の本音を 家で知る　　（億の舗装道）


やはり、上司と部下、運動嫌いの句が多いですね。

弁護士法人銀座ファースト法律事務所　弁護士　田中　清