橋本多佳子の句集から その2
前回に引き続いて。橋本多佳子の句集から、私が良い句と思った句をご紹介しましょう。
今回は、あえてコメントを入れずに書き下しました。
◎夕焼けて牧師の耳朶(じだ)の女めく
◎火噴くとき夏日を天に失へり
◎凍蝶に指ふるゝまでちかづきぬ
◎白桃に入れし刃先の種を割る
◎乳母車夏の怒濤によこむきに
◎青蘆原をんなの一生(ひとよ)透きとほる
◎籾殻(もみがら)の深きところでりんご触れ
◎蜥蝪(とかげ)食ひ猫ねんごろに身を舐める
女性らしい、そして何気ない日常の場面の鋭い感性に感心します。
弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清
今回は、あえてコメントを入れずに書き下しました。
◎夕焼けて牧師の耳朶(じだ)の女めく
◎火噴くとき夏日を天に失へり
◎凍蝶に指ふるゝまでちかづきぬ
◎白桃に入れし刃先の種を割る
◎乳母車夏の怒濤によこむきに
◎青蘆原をんなの一生(ひとよ)透きとほる
◎籾殻(もみがら)の深きところでりんご触れ
◎蜥蝪(とかげ)食ひ猫ねんごろに身を舐める
女性らしい、そして何気ない日常の場面の鋭い感性に感心します。
弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清
スポンサーサイト