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大船渡高校佐々木朗希投手の起用について その2

 次いで、準決勝では、佐々木が登板し、一関高校に5対0で勝ち、残すは決勝戦のみとなったのです。
 しかし、国保監督は、佐々木の体調を考え、決勝戦には登板させなかったのです。

 その結果、昨年の優勝校である花巻東高校戦は、大敗に終わり、その翌日、大船渡高校には、150回もの抗議の電話が掛かったそうです。
 試合後、国保監督は、「佐々木は、投げられる状態ではあったかもしれませんが、故障を防ぐために、私が判断しました。未来を先に知ることはできませんが、私としては勝てば甲子園というすばらしい舞台があるのはわかっていたんですけど、プレッシャーの中で投げる今日の試合が、いちばん、壊れる可能性が高いと思って、投げさせるという決断はできませんでした」と話し、佐々木本人も「監督の判断なので仕方ない」と語ったそうです。

 私も、身体が壊れるかもしれないと思うと、佐々木の身体を第1に思って投げさせなかった国保監督の判断は、苦しかったでしょうが、正しい決断だったと思います。これまで、優秀な投手は、全試合投げさせるのが当然ということでしたが、やっと、日本も選手ファーストの決断ができるようになったのだと思います。
 高校に抗議の電話をした150人の人たちは、「なぜ、佐々木に投げさせないのだ」というものでしたが、佐々木に投げさせて靭帯損傷などの障害が残ったとすれば、「監督は、こういう結果を予測できたのに、投げさせたのは無謀だ」という声が、必ず上がったことでしょう。
 この国保監督の立場に立ったとき、誰もが迷うでしょう。しかし、佐々木投手の身体を気遣った監督の判断は、正しかったと、私は思います。そして、そろそろ、高野連にも、1試合100球制限で、準決勝・決勝を除き、中1日空けるというルールを設けるべきではないかと、思います。

 (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)
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白人の人種差別

 西鋭夫氏の著書によると、「白人たちから見て、黒人たちの貧困さは、白人中産階級が「人種差別」しているからでなく、黒人たちは収入を増すだけの知能指数(IQ)が低いからだということのようです。
 もし、このような論理がまかり通るなら、アジア人が一番上に立つべきでしょう。東アジア人、特に日系と中国系アメリカ人のほうが、白人よりもIQが高いからです。近年、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレイ校、ハーバード大学等で、白人からみて、東洋人(日系および中国系アメリカ人)の数が多すぎるとの批判が起こっているのです。
 学業成績順で入学を決めるので、上位から順に入学許可を与えると、東洋人が圧倒的に多くなるそうです。大学当局は、白人からの批判や圧力に屈し、東洋系の入学者を減らしたということです。」旨述べております。
 この話を聞くと、東京医大の女性差別問題を思い出しますね。
 東京医大では、女性の出願者には一律減点をしたりして、大学側が望む男女比率にしていたそうです。
 私は、男女の性差はあっても、知的能力には差はないと思っております。アメリカ人が黒人に対し、IQの差にしているのも、見苦しいとしか言いようがありません。

  (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)

大船渡高校佐々木朗希投手の起用について その1

 大船渡高校佐々木朗希投手は、今年の4月に行われた侍ジャパン代表候補の紅白戦で最速163km/Hを記録し、一躍全国から注目されるようになりました。
 大船渡高校は、準決勝まで一応順調に勝ち進んできましたが、4回戦と準々決勝は延長戦で勝ち進み、特に4回戦の県立盛岡4高との対戦は、佐々木は、延長12回まで1人で投げ抜き、この試合だけで194球を投げたとのことです。

 大船渡高校の国保監督の話によりますと、「クリニックで骨密度を測定したところ、160キロ超の球速に耐えられる骨、筋肉、じん帯、関節でなかった」と分かったということです。すなわち、佐々木は、成長途上にあり、骨は柔らかく、無理をさせれば深刻な損傷を受ける可能性があるということでした。
 この試合で194球を投げたことで、佐々木は、相当のダメージを負っていたと監督は判断したということです。

 そして、7月22日の準々決勝でも延長戦になりましたが、監督は、佐々木投手を温存し、2番手、3番手の控えの投手で、この試合を乗り切ったとのことです。
 この試合を見た、あるジャーナリストは「高校野球の指導者が、勝利よりも選手の健康を優先して、投手を温存するとすれば、日本の高校野球では初めてのことだろう」と言ったということです。

  (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)

姓名の表記について

 私たちは、中学校から、「My name is Kiyoshi Tanaka 」(私の名前は田中清です)と書くように言われてきました。そして、それが当たり前だと信じて疑わなかったのです。
 しかし、中国の「習近平」を「近平習」という人はいません。韓国の「文在寅」大統領を「在寅文」大統領という人もいません。そもそも、マスコミも姓名の順で発音しています。
 姓名の順序で人の名前を呼ぶのは、日本のほか、アジアでは、中国、韓国、北朝鮮、台湾及びベトナムで、欧米ではハンガリーだけだということです。
 ハンガリーは、アジア系人種で、蒙古斑もあるということですので、親近感を覚えます。
 私の想像ですが、文明開化のころに、欧米文化を積極的に導入したころに、欧米が名姓だったので、日本も追従して名姓にしたものと思います。
 最近、柴山文部科学大臣は、日本も、今から約20年前から姓を先にして名前を後にすることを要請するという考えを発表したが、それが守られていないので、諸外国に要請したいと言ったそうです。
 しかし、この考えは、定着しなかったようで、最近では、河野外務大臣も記者会見で各国の主要メディアなどに姓名の順番での表記を要請すると発表しました。
 河野大臣はこのように述べています。
 「習近平国家主席はシー・チーピン、文在寅大統領はムン・ジェインと呼ばれている。安倍晋三も同様にアベ・シンゾーと表記されることが望ましい。
 令和という時代になり、東京オリンピックなども控えているのでこの際、表記の統一を要請したい。国内メディアにも英語メディアがある場合があるのでその場合は配慮してもらいたい。」
 確かに、日本だけが対外的にへりくだって、名姓というのもおかしいですよね。

(弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)

京都アニメーションの放火殺人に思う

 京都のアニメ映画製作会社「京都アニメーション」に侵入し、ガソリンを撒いて、火をつけた事件が起こりました。この結果、社員ら33人が死亡したという凄惨な事件が起こりました。
 京アニの作品である「涼宮ハルヒの憂鬱」などは、海外でも人気が高く、国内アニメ業界でも、けん引役として期待されていたということです。

 今、NHK朝ドラの「なつぞら」の主役「なつ」も、アニメ映画製作をしている会社に勤務しており、アニメーターがどのような苦労をして、一つの作品を作り上げるのかを目の当たりにしております。
 どうしても、この京アニの事件と「なつぞら」の会社(東洋動画)が重なって、京アニで亡くなった33人も、若い有能なアニメーターが沢山働いていただろうなあと思います。また、このような有能な若い人たちが、なぜこのような放火殺人犯人の理不尽な行動によって、命を落とさなければならなかったのか、悔しい思いを打ち捨てることができません。
 この放火殺人犯人は、おそらく確実に死刑を免れないでしょう。しかし、かれが死刑判決を受けたからといって、被害者及び被害者の遺族の気持ちは収まらないだろうと思います。

 (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)

引退の美学?

 近頃、65歳くらいで引退し、自由気ままに生きていくことを理想としている人が周りに多くいます。いわゆる、晴耕雨読のような生活です。
 私の同級生も、会社を退職し、その後は自分の趣味に生きているといった人がどれほど多いことかと思います。
 私は、72歳ですが、アメリカのトランプ大統領も72歳です。そして、彼は、2期目に立候補し77歳まで大統領をやる気なのです。 フィリピンのドゥテルテ大統領も74歳です。まだまだ元気です。
 アメリカ民主党大統領候補第1位のバイデン氏は、76歳、2位のサンダース候補は、77歳です。
 日本でも自民党の二階幹事長は80歳、麻生副総理は79歳です。
 日本は高齢者社会で、まだまだ活躍する人たちも多くいます。昔のように、還暦の60歳で、引退するというのはまだまだ早いと、私は思います。
 65歳で後進に道を譲り、引退後の生活を楽しむというのは、確かに美学かもしれないしれませんが、その生き方を後悔している人も数多くいます。
 私は、そういう美学に生きて後悔している人を多く知っておりますので、もう少し頑張ろうと思っている今日この頃です。

  (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)

3万年前の台湾・与那国島の航海再現その3

 マレー・ポリネシア人は、インドネシア・マレーのみならず、フィリピンや台湾の高砂族、ハワイ諸島や、インド洋のアフリカ沿いのマダカスガル島(世界4位の面積の島で日本の総面積の約1.5倍)にまで行っているのです。
 その距離は3000㎞以上でしょう。台湾から与那国島は見えますが、ハワイ諸島やマダカスガル島の存在さえ古代のマレー・ポリネシア人には、分からなかったでしょう。そのような大航海をやってのけた、古代のマレー・ポリネシア人に敬服するばかりです。
 今回の「3万年前の台湾・与那国島の航海再現」のニュースを見て、本当に関心しました。
 それも、上記の航海は、食料や水を十分に持ち、男ばかりでなく、女性も連れてです(女性も居なければ人口は増えません。)。
 言語学者によると、日本語の成り立ちには、モンゴルや満州などのウラル・アルタイ言語、マレー・ポリネシア言語、アイヌ言語が交じり合ってできたと言われています。もちろん、その影響度の濃淡はあり、言語構成(文法)からみて、ウラル・アルタイ言語の影響度は8割以上だとは思いますが、同じウラル・アルタイ言語の中でも朝鮮語と日本語はかなり違います。
 台湾の高砂族がマレー・ポリネシア人ですから、日本の言語にマレー・ポリネシア言語が影響を与えているというのは当然のことでしょう。

 (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)

3万年前の台湾・与那国島の航海再現その2

 3万年前の台湾と中国は陸続きだったということです。
 台湾の東側花蓮市から与那国島は、晴れた日なら良く見えたことでしょう。また、3万年前の空気は今よりも澄んでいたでしょうし、視力も少なくとも2.0、良く見える人では、3.0以上あったかもしれません。
 しかし、台湾と与那国島の間には、秒速2メートルという黒潮が流れています。この延長には、日本海を流れる暖流である対馬海流が流れ、津軽海峡や、小樽の沖まで流れているのです。津軽海峡で大間のマグロが採れるのは、黒潮の分流・対馬海流のおかげでしょう。
 チームは、水と食料(おにぎり)は積んだが、地図やコンパス、時計は持たず、地形や星などを頼りに航行したそうです。そして45時間掛けて、目的の与那国島に到達しました。
 テレビで見た与那国島でチームの到着を待っていた人たちが飛び上がって喜んでいる姿を見て、私も嬉しくなりました。
 本当に、ワクワクする話だと思います。
 
  (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)
 

3万年前の台湾・与那国島の航海再現その1

 最初の日本列島人は、いつ日本に辿り着いたのか。
 これに対しては、3万年前であることが縄文時代の人骨の年代測定などにより、ほぼ争いのないところです。
 それでは、どういうルートで日本に辿り着いたのか。
 これも、考古学者などから、台湾・与那国ルート、朝鮮半島・対馬ルート、樺太・北海道ルートなどが提唱されています。
「稲」の伝播ルートとなると、朝鮮半島・対馬ルートのほかに、華中(長江付近)・九州直接ルートも有力です。
 次に、どうやって辿り着いたのか。
 これは、船しかないということは、誰でも思い付くことでしょう。一番最初は葦で作った船に乗って与那国島を目指したのですが、海水の浸水によって、あえなく失敗しました。次は竹で作った筏で挑戦したのですが海の荒波に勝てず失敗したそうです。
 三度目が今回の丸木船です。杉の木を石斧(せきふ)で切り倒し、同じく石斧で、杉の木をくり抜いて丸木船を作り、これに男女5人が乗って台湾東部から与那国島を目指したのです。
 丸木船は、7月7日に出発し、7月9日に無事与那国島に到着しました。
 あるテレビ番組では、「与那国島があると分からないのに行ったのがすごい」と言っていましたが、台湾から与那国島は十分見えます。もちろん、与那国島から台湾の山々も十分見えます。そこに島が見えるから行ってみたいと思ったのでしょう。
 台湾・与那国島は、報道機関は、直線距離で220kmと言っていましたが、公式には、台湾・与那国島は、111km、与那国島・石垣は、117km、与那国島・那覇は509km、与那国島・東京は、2112kmだそうです。
 面積28.95km2、人口約1700人だそうです。沖縄県では、面積が8番目に大きい島だそうです。

 (弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清)
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