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ある女性社長の話・GF(銀座ファースト法律事務所)の教訓

昨日、干場弓子さんのお話を聞く機会がありました。
干場さんは、1985年出版業を営むディスカヴァージャパンを創業され、今日まで、ずっと社長を続けてこられました(最近、社長業は辞められたようですが、創業者であることは間違いありません。)。

干場さんは、あるオーナーから出版業をやってみないかと声を掛けられ、干場社長を含め5人で創業されたそうです。しかし、10年ほど経ったころ、5人のうち優秀な3人の社員から一度に退職を申し出られたということです。
干場さんは、優秀な3人が辞められることを知り、オーナーに対し、事情を説明し、「どうしたらいいでしょうか」と聞かれたそうです。

オーナーは、一言「良かったんじゃないか」とおっしゃったそうです。
私は、講演の最後の質問で、「オーナーはどうして『良かったんじゃないか』とおっしゃったのでしょうか。」とお聞きしたところ、次のように答えられたのです。
1つは、「私がそのように仕向けていた(誘導していた)んじゃないか」とおっしゃるのです。「離婚でも、社員との別れでも、自分で嫉妬したり、冷たくしたりしていたんじゃないか」というのです。正に、「起こるべくして起こった」のではないかとおっしゃったのです。
もう1つは、「現実を受け入れた方がよい」という考えです。天災でも、人災でも長い人生の間には、自分の望まないことが起こることがあります。そのときに、現実に起こったことは仕方がないとして「受け入れる」というのです。

この「起こるべくして起こった」ということと、「現実を受け入れた方がよい」ということは、人生の教訓として学ばせていただいたと思いました。

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清
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